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「中秋の名月」

学園のブログ| 水前寺高等学園

中秋の名月

 

 柔らかな秋の陽に空気も透明感を増し、良い季節になりました。
 さて、9月21日は「中秋の名月」でしたが、ご覧になりましたか。
 このお月見、観月の風習は、9世紀ごろに中国から伝わったと言われています。今はあまり見られなくなりましたが、月見団子や里芋、サツマイモをお供えするのは、収穫の祝いと感謝でもあったということです。
 万葉集の頃から、私たちの祖先は月を愛し、折に触れ月の歌を詠んでいます。
 藤原道長は、
    この世をば我が世とぞ思ふ望月の欠けたることもなし思へば
と、自分の絶大な権力を満月に例えています。
 在原業平は、
    月やあらぬ春や昔の春ならぬ我が身ひとつはもとの身にして
と、恋しい人に去られた悲しみを詠んでいます。
 また、柿本人麻呂には、
    東の野に炎の立つ見えてかえり見すれば月傾きぬ
という歌がありますが、ここから「東野中学校」の校名が出来ました。
 さすらいの歌人西行には、「中秋の名月」に詠んだ歌がいくつかあります。
    秋はただ今宵一夜の名なりけり同じ雲居に月はすめども
と、「中秋の名月」の日だけが秋だと言ったり、
    うちつけにまた来む秋の今宵まで月ゆえに惜しくなる命かな
と、来年の月を見たいから生きていたいと言っています。
 私たちは、日頃、忙しさのせいでもないでしょうが、月を眺めるということを忘れてしまっているようです。このような節目の日だけでも、月を眺め、ゆったりとした心になり、子供の頃の「かぐや姫」や「餅をつく兎」のことを思うのもいいかもしれませんね。


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